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サレジオ小学校中学校はカトリック・ミッションスクールです。 サレジオの創立者であるドン・ボスコの教育理念に添った教育を目指しています。ドン・ボスコの教育は、「愛情」・「道理」・「宗教」を3つの柱とする「予防教育法」を特徴としています。
「子どもたちを愛するだけでは足りません。愛されているということが子どもたちに伝わるような愛し方で」(ドン・ボスコ)子どもたちに接し、対話を前提として子どもたちの納得が得られる「道理」を大切にし、人の心のもっとも深いところをごらんになっておられる神のまえで誠実に生きることを教える「宗教」を大切にする教育です。
この3つの柱に基づいて、規則を振りかざし厳しく監視するのではなくて、規則の必然性を理解できるように導くことによって、子どもたち自らでものごとを選択することができるようにするのです。
子どもたちの身近にいて、このような教育環境を支えることをアシステンツァ(「Assistenza」イタリア語で「ともにいること」)と呼んでいます。
いつも子どもたちのそばにいて、一緒に遊び、子どもたちの声に真摯に耳を傾け、彼らの考え方、好きなもの、楽しみ、願い、悩み、不安などを共有します。そうすることによって子どもたちの信頼を得ていくのです。伝わる愛情をもって接し、信頼を得ることができれば、道理を踏まえたあり方を伝えやすくなります。
高い偏差値のみを追いかけるのではなく、深い人間性を求める教育、つまり、自分のあり方を肯定し、他者との共存を学び、神から受けた自らの使命を見出し、社会に貢献できる子どもたちを育てていきたいと考えています。